バリカンでセルフカット<実行編>

2018年11月5日

カット開始

準備が完了したらいよいよカットを始めます。
おっさんの全裸写真というわけにはいかないのでイラストで説明します。
まずは上をカットしていきます。

スキカット用のアタッチメントをバリカンに取り付けて、前→後ろ、右→左、斜め前→斜め後ろなど、縦横斜めに何度もバリカンですきます。
一方向だと髪が寝てしまって刈れないので、この作業に全行程の半分くらいの時間を使うイメージでしつこく往復させます。
特につむじ付近は、いろいろな方向に髪の毛が向いていてカットしにくいので、少しずつ髪の毛をつまんでバリカンを通すとカットしやすいです。

サイド(上部)のカット

次は長めのアタッチメント(私は12mmを使用していますがお好みで15mmや9mmを使用してください)に交換し、襟足から前額髪際隅部(いわゆるソリコミのところですね)まで、耳を中心にゆるやかな孤を描くようにカットします。

ここでちょうど良い場所を決めにくい場合はヘアクリップを使用します。
カットしたくない部分をクリップで押さえ、上にまとめます。ツーブロックにしたい場合もこれをやると便利かも知れません。

両サイドがおおむね刈れたら、今度は襟足から後頭部にかけてをカットします。

カットを止めたい所を指で押さえて、その部分を今度は外に向けて緩やかな孤を描くように(バリカンを上にいくほど浮かせるように)カットします。

ツーブロックにしたい場合は頭のラインにアタッチメントを沿わせて良いと思います。
指で押さえる部分がよくわからない場合は、カチューシャを使用すると位置が決めやすいです。
合わせ鏡でよく場所を確認してカチューシャを付けましょう。

全体的な刈り上げが済んだら、上とサイドの境目をぼやかします。
手の感覚でやるので、ここが一番慣れが必要ですが頑張りましょう。
先ほど使っていた長さか、少し長めのアタッチメントにして、境目部分の上側をやや浮かせるようにして、今度は水平方向にバリカンを動かしてカットします。

サイド(下部)のカット

こんどは、先ほどのアタッチメントより短いアタッチメント(私は9mmを使用しています。先のアタッチメントより極端に短いと段差ができるので注意)に交換します。


バリカンの動かし方は両サイドと後頭部をカットするのと同じ要領で行い、生え際をなだらかにするイメージで、先ほどよりも手前までをカットしていきます。

仕上げに生え際をカット

仕上げです。
まず耳周りは短いアタッチメントのまま、耳を指で押さえて(餃子にして)その周りを浅くなぞります。耳周りはどうにかすれば鏡で見えるので、深追いせずにあとでゆっくり整えるつもりでやりましょう。


うなじ部分はフェイスシェーバーで、境目をしっかりつくるつもりでやりましょう。うなじも真後ろ以外は鏡で見えるので、落ち着いてカットしましょう。
慣れないうちは、生え際から遠い場所から少しずつ近づいていくようにすると失敗しにくいです。

ほぼ完成です。
ここでカットした髪の毛を流し、ついでに体も洗ってしまいましょう。
髪の毛を拭いたら、カットし損ねた部分を調整して完成です。
ここではフェイスシェーバーや鼻毛切りばさみが活躍しますが、深追いするときりがないのでほどほどにしましょう。
どうあがいたって、プロの理容師さんのようには仕上がりませんから。

あと一息です。
カットが完成したら、排水口を掃除して、バリカンとはさみに注油して終了です。
排水口はともかく、刃物への注油をおこたると、次回髪の毛を挟み込んで痛い思いをしたり、寿命が短くなるので、くたびれていても欠かさずにやりましょう。

ここまでの所要時間は、最初は1時間以上掛かりましたが、3~4回やると慣れてきて、30分程度で準備から片付けまでできます。
是非チャレンジしてみてください。

身繕い

Posted by しー