排水管を高圧洗浄機で掃除してみる
排水管清掃の道具一式
前回、排水管が詰まったので、興味本位で自分でやってみるべく注文した高圧洗浄機が到着しました。
なんとな~く事前に調べた感じでこんなものを揃えました。
・高圧洗浄機:これが無いと始まりません。
アイリスオーヤマの「FBN-402」というモデルを購入しました。
・パイプクリーナーホース:これも無いと始まりません。
一番コンパクトな「FBN-301」などは適合していませんので、公式サイトの適合表をよく確認して購入するようにしてください。
・合羽:高圧洗浄機の飛沫と、汚れやニオイを防ぐために。
・柄杓:汚水枡に溜まった汚れを取ったり、詰まりを取った際に、塊が下流に流れないようにのこぎりで溝を切りました。
・バケツ:柄杓でくんだ汚物をためるため、ポリ袋を入れて用意しました。
・ボロ布:まあ色々拭いたりするでしょう。
柄杓やバケツ、合羽などはもちろん100円ショップで一式揃えました。
作業開始したけど詰まってない?
「汚水枡 詰まり」「排水管 清掃」などで画像検索すると、スゴイ詰まり画像がたくさんあるので、汚水枡と思われるフタをおっかなびっくりそーっ開けます。
(実は上のキーワードより「汚水枡」「排水管」や「汚水管」などで検索したほうが、より強烈な結果が出てきます。)
あれ?詰まってない?排水を流す場所なので、当然ではないですが、流れを悪くするような汚れはありません。
1mくらい離れた場所に2つフタがあるので両方とも開けましたが、どっちも詰まりはなく、小川のせせらぎのように流れています。
でも上流は確かに詰まってる…
とりあえず2つあるうちの上流側のインバート枡(っていうのかな?正確な名称は調べてもよくわかりませんでした)から、さらに上流(画像下側)に向かってホースを入れてみます。パイプクリーナーホースは、水が後方(手元側)に向かって噴射するため、スルスルと奥に入っていくように出来ていて便利です。
すると、白い塊になった汚物が流れてきました。
すかさず柄杓ですくってバケツに放り込みます。
「やっときれいになるか?」と思ったのもつかの間、わずか4~5個の塊が出てきただけで終わってしまいました。
詰まりが取れれば上流の汚水も一気に流れ込んでくると思いますが、その気配もありません。
上流側の掃除口を確認しても、まだタップリと汚水で満たされています。
今度はその掃除口から下流方向へホースを差し入れてみるも、相変わらず流れていく気配はありません。
現場を特定~汚水が流れた
やっぱり素人作業では限界があったか…と諦めかけつつ、排水経路を想像しながら家の外周を見て回ったところ、怪しい箇所がありました。
引っ越して来て早々に物置を置いてしまった庭の一角に最後の枡がありました。
ここは元々土に埋もれていたので、まさか枡があるとは思いませんでした。
開けてみると…キタナイ!
まあキタナイんですが、最初に想像していた(というか検索して見ていた)ものよりはだいぶマシかな?と思います。
一応モザイクを掛けておきます。
ここが詰まりの元で、トラップのある現場のようです。
まずは、この濁った水を除去しないと、どうなっているのかもわからないので、柄杓(穴が開いてるけど)ですくって様子をうかがいます。
どうやらこの枡にもトラップが無いようで、最初に開けた枡と、この枡との間で詰まっているようですが、経路を見てみてもこれ以上は枡がないようです。
カメラを汚水枡の奥に差し込んでみると、どうやらこの枡のすぐ隣にトラップがあるようです。
これは掃除をある程度進めた後ですが、こんなふうに下向きのエルボ管が付いていて先は見えません。
トラップはあるけど蓋がない…一体どういうことなんだろう?
気にはなるけど、詰まりの現場はわかったので、下流の枡に柄杓を仕掛けてパイプクリーナーホースを突っ込みます。
しばらくすると…流れました~
とりあえず詰まりが解決して良かった…
トラップの想像図
結局、トラップ本体に直接アクセスすることができませんでした。
トラップ部分はこんな風になっているんだろうか?
この図の「蓋がある?」と思われる場所の土を少し掘ってみましたが見つかりませんでした。
次はもう少し手早く出来るだろうし、余力もあるだろうから、その時にまた探してみましょう。
一通り後で下流の柄杓を見ると、大きい石けんカスみたいな塊が大量に引っかかっていました。
仕上げに上流側の排水溝を一通りクリーニングして作業完了です。
おさらい
・高圧洗浄機は家庭用のもので充分。
・パイプクリーナーホースは10mあれば、大抵の枡-枡間に事足りる。
・やっぱり事前に現場をよく観察することが大事…
・合羽は前開きのものはダメ。(作業中に開く、隙間から飛沫が入る)
・柄杓よりも、小さいタモ網みたいなものが良いかも。排水溝の口径に合うものが便利そう。
・ニオイと汚れは作業中に諦めがつく。
・↑ただし、トイレと合流していない場合に限る。
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